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山梨大学医学部消化器内科のホームページです。 医学生の皆様に向けても、見学の受付を常時行なっております。

光学医療診療部は、山梨県の基幹病院である当院の中央診療部門の一つとして、内視鏡診療の運用・管理を担っています。当部門では、消化器や呼吸器領域における悪性腫瘍、炎症、出血、感染症の診断および治療を内視鏡を用いて行っています。

日本におけるがん死亡数のうち、上位10位中7つが消化器および呼吸器系に関連していますが、これらの診療において内視鏡の役割は極めて重要です。診断法や治療法の進化に伴い、内視鏡が求められる機会は増加しています。たとえば、食道・胃・大腸がんは早期であれば内視鏡を用いた低侵襲治療が可能ですが、その実現には正確な診断と精密な治療技術が不可欠です。また、がんの診断や治療においては、組織採取やステント留置術が必要となる場合があり、これには熟練を要する超音波内視鏡や膵胆道造影検査の技術が求められます。

当部門では、内視鏡関連学会の専門医および指導医資格を持つ多くの熟練医が、高度で精密な内視鏡診療を提供しています。また、若手医師への教育や関連学会への積極的な参加を通じて、知識や技術の向上に努めています。

さらに、2022年1月に新内視鏡室が完成し、設備の刷新とスタッフの増員により、検査をより効率的に実施できる体制が整いました(図1)。こうした取り組みの結果、2023年度における光学医療診療部の総検査件数は6,619件に達し、診療報酬に大きく関わる処置内視鏡件数は1,256件と、10年前に比べて約80%増加しました。

光学医療診療部は高度医療の中核としてその役割を一層重要なものとし、関係者一同、日々全力で取り組んでおります。なお、消化器関連の治療内視鏡の主な内訳を表1に示します。

光学医療診療部のご案内

山梨大学医学部消化器内科のホームページです。 医学生の皆様に向けても、見学の受付を常時行なっております。
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