top of page

第4回 山梨県ESDハンズオンセミナーを開催しました

  • 執筆者の写真: 山梨大学医学部消化器内科
    山梨大学医学部消化器内科
  • 10月26日
  • 読了時間: 3分

更新日:10月27日

2025年10月26日(日)、山梨大学医学部附属病院内視鏡室において「第4回 山梨県ESDハンズオンセミナー」が開催されました。本セミナーは、県内外の若手医師・研修医を対象に、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD:Endoscopic Submucosal Dissection)の基礎から応用までを体系的に学ぶことを目的としており、毎回多くの参加者が集う実践的な教育プログラムです。

第4回 山梨ESDハンズオンセミナー
第4回 山梨ESDハンズオンセミナー

■ 開催概要

日時:2025年10月26日(日)9:00〜13:00

会場:山梨大学医学部附属病院 内視鏡室

主催:ボストンサイエンティフィックジャパン株式会社

共催:株式会社アルム

協力:山梨ESD若手手技教育研究会(YESDAY)


本年も、全国の第一線でご活躍されている先生方を講師としてお迎えし、講義と実技を組み合わせた密度の高いプログラムが実施されました。


■ 特別講演

特別講演では、『The TEXT ESD』(大圃研先生との共著)を執筆され、全国のESD教育の礎を築かれた千葉秀幸先生(大森赤十字病院 消化器内科) を講師にお迎えし、「安全な大腸ESD」をテーマにご講演いただきました。

講演では、大腸ESDについて、豊富な経験に基づいた具体的なアドバイスが示され、参加者からは「明日からの臨床に直結する内容だった」との声が多く寄せられました。


■ ハンズオンセッション

続くハンズオンセッションでは、

  • 千葉秀幸先生(大森赤十字病院)

  • 岡田直也先生(横浜労災病院)

  • 小澤俊一郎先生(JCHO山梨病院)

  • 吉田貴史先生(山梨大学消化器内科)

の4名の先生方を講師に迎え、モデルを用いた実技トレーニングが行われました。

参加者は講師の丁寧な指導のもと、デバイス操作や視野の確保、剥離層の見極めといった実際の手技を体験し、ESDの難易度や奥深さを体感しました。経験豊富な医師からこれから手技を習得する研修医まで、レベルに応じた実践的な指導が行われ、終始熱気に包まれたセッションとなりました。

ree
ree
ree
ree
ree
ree

■ ランチョンセミナー

また、ランチョンセミナーでは岡田直也先生(横浜労災病院) による「VIO3関連」の講演が行われ、最新のエネルギーデバイスを用いたESDの安全性と効率性について、多くの示唆をいただきました。

ree

■ 山梨で学ぶ意義と今後の展望

本セミナーは、山梨県内で内視鏡治療を志す若手医師が、全国トップクラスのエキスパートから直接指導を受けられる貴重な機会として定着しつつあります。山梨大学消化器内科では、学生や研修医への教育はもちろん、消化器内視鏡技術の向上と地域医療の発展を目的とした教育活動を積極的に展開しています。

今後もこのようなハンズオンセミナーを通じて、若手医師が安全で確実なESD技術を習得できるよう、継続的に教育環境の充実を図ってまいります。

ree

■ 謝辞

ご多忙の中ご講演・ご指導いただいた講師の先生方、開催にご協力いただいた関係各位、そしてご参加くださった先生方に、心より感謝申し上げます。本セミナーが、今後の山梨県内における内視鏡治療の発展と、若手医師育成の一助となることを願っております。

山梨大学医学部消化器内科

山梨大学医学部
​消化器内科

  • X
  • Instagram

見学・研修のお問い合わせ​ 随時受付中

〒409-3898山梨県中央市下河東1110番地

Tel:055-273-9584 Fax:055-273-6748

© 2025 Department of Gastroenterology and Hepatology, Faculty of Medicine, University of Yamanashi

bottom of page