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インタビューブログ Vol.2 齊藤咲紀先生 医師3年目

  • 執筆者の写真: 山梨大学医学部消化器内科
    山梨大学医学部消化器内科
  • 6月20日
  • 読了時間: 5分

--今回は消化器内科のインタビューブログ2人目ということで、医師3年目の齊藤咲紀先生にお願いしたいと思います。まず簡単な自己紹介、経歴を教えてください。


医師3年目の齊藤咲紀です。山梨県の富士川町出身です。高校は甲府西高校に、バスで1時間かけて通っていました。大学は山梨大学へ入学し、部活は硬式テニス部と海外医学交流研究会に所属していました。

齊藤咲紀先生インタビュー
齊藤咲紀先生インタビュー

-医師になろうと思ったきっかけはあったのですか。


小さい頃から何となく医師を目指してはいたのですが、高校生のときに山梨大学が主催していたジュニアドクターという企画に参加し、明確に医師になろうと決めて勉強しました。


--では大学生活のことを聞いていきたいと思います。部活が硬式テニス部と海外医学系研究科ということで、とくに硬式テニスは山梨大学の中でも忙しい部活として有名だと思いますが、部活生活はどんな感じでしたか。


硬式テニスに関しては、あまりテニスは上手ではなかったのですが、女子部の部長をしていました。大体週に3回ほど朝練があって、夕方にもレギュラー練習などしていました。海外医学研究会では、国外研修としてインドとマレーシアに行き、向こうの地元の病院の見学や、現地の医師と交流をさせていただきました。国内研修は長野県の佐久総合病院で地域医療の研修をさせていただきました。

 

--結構あちこち行ったのですね。特にインドやマレーシアへは実際に行って、現地の病院も見てきたということですが、何かエピソードとかありますか。


インドはかなり貧富の差が大きく、やはり衛生面などかなり病院によって違うところも見てきました。あとはマレーシアだと日本人向けの病院などもあって、今のところ海外でクリニックを開業するなんてことは考えていないのですが、多文化の国ならではの医療も大変勉強になりました。


--なるほど。なかなか実際働き始めるとそのような経験って出来ないと思うので、とても羨ましいです。

海外医学研究会のインド研修、一番左が齊藤先生
海外医学研究会のインド研修、一番左が齊藤先生

--齊藤先生は山梨大学を卒業した後、そのまま山梨大学医学部附属病院の臨床研修センターで初期研修を2年間されたのですね。研修医時代はどうでしたか。


研修医のときは2年間山梨大学で研修をしました。内科を初めから目指していたので、基本的には内科の研修をメインに勉強させていただきました。他は必修の科目と、自分の勉強したい科を中心に回っていました。私は研修に集中・専念したいなと思ったので、自分のリラックスできる環境を選んで山梨大学に決めました。山梨大学で研修するメリットとしては、科がたくさんあるところと、あとは専門のカンファレンスや学会など学術的なところも臨床と合わせて学べるところかなと思います。実際に将来は内科を幅広く考えていたので、県内で一番内科が多い、選択肢が広いところが魅力的でした。


--そうですね。すべての科のスペシャリストが揃っていて、どんな疾患でも見ることができるというのは、本当に大学での研修の大きなメリットだと思いますね。齊藤先生は実際に学会で発表とかもされたのですか。


はい、いくつか発表させていただきました。消化器内科でも、甲信越地方会で発表させていただきました。


--今年の4月からこの山梨大学消化器内科の方に入って後期研修をされているということですけど、消化器内科入って3ヶ月間どうですか、忙しいですか。


忙しいですがとても充実していて、毎日楽しいです。消化器内科というとやはり領域がかなり広い科になるので、本当に右も左もわからないところから少しずつ先生方に教えていただきながら、勉強し日々診療をしています。

齊藤先生の一日ルーチン
齊藤先生の一日ルーチン

--消化器内科に入ろうと思った決め手、決定打のようなものはありますか。


元々内科に入ることは決めていたのですが、あんまりどの科に入るかは定まっていませんでした。大学で研修をしていく中で、内科的なじっくり考えるところに加えて、手を動かしたり体を動かしたり、手技があったりといろいろな働き方があるところに魅力を感じました。

 

--医師3年目ということで、日々の勉強などで必死な時期だと思うのですが、これから齊藤先生はどんな医師になりたいなとか、こういう消化器内科医になりたいなというような、将来のビジョンみたいなものはありますか。


そうですね。やっぱり消化器内科は疾患も患者さんも多い科なので、臓器ごとに専門のチームもありますが、チームにとらわれず内視鏡やエコーはもちろん、診察も幅広く対応できるような知識を身につけていきたいです。あとは、やはり癌の患者さんや、難病と付き合っていかなければいけない患者さんも多い科だとは思うので、患者さんの生活であったり気持ちだったり、そういったところにも寄り添えるような医師になっていきたいです。


--では最後に、現在消化器内科に入ろうか迷っている研修医や、消化器内科領域に興味を持っている学生さんたちにアドバイスとか、あとは消化器内科ってこんなところがおすすめとか、アピールポイントみたいなものを、最後教えてもらえたらと思います。


学生や研修医の間は、いろいろな科を見て学べるよい機会だと思うので、とにかくいろいろな科を見ていただきたいです。その中で消化器内科は、まずは内視鏡を触ってほしいなと思います。消化器内科のおすすめポイントとしては、私のように何となく漠然と内科を考えている方、内科でも少し手を動かしたい、いろいろな手技を身につけたいという方には、専門領域から働き方まで選択肢がたくさんあって、いい意味で潰しの利く科だと思います。手に職をつけたい方、おすすめです。

 

--本日は齊藤早紀先生のインタビューでした。ありがとうございました。


ありがとうございました。



このホームページでは、山梨大学消化器内科で活躍されている先生、また消化器内科同窓会の先生などから、今後もインタビューブログを配信していきたいと思います。

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