Yamanashi MASLD啓発講演会を開催しました
- 山梨大学医学部消化器内科

- 7月19日
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2025年7月18日、ベルクラシック甲府にて「Yamanashi MASLD啓発講演会」が開催されました。
前半は、山梨大学消化器内科 特任講師の鈴木雄一朗先生より、
「山梨大学脂肪肝外来における脂肪肝の評価と治療」と題してご講演いただきました。
県内における脂肪肝患者、山梨大学脂肪肝外来の現状や、脂肪肝に高TG症例に対するぺマフィブラートの有効性について、外来での実例を交えた非常に実践的な内容でした。
後半は、武蔵野赤十字病院 院長の黒崎雅之先生をお招きし、
「代謝性疾患に対する治療を基盤とした肝臓病の新たな展開」というテーマでご講演いただきました。
MASLDに関する最新の研究成果や、先日開催された日本肝臓学会で議論された内容、また武蔵野赤十字病院での豊富な臨床データや論文をもとに、現在のMASLD診療の課題や今後の展望について、非常に分かりやすくご解説いただきました。

山梨大学消化器内科の肝臓チームは、多くのメンバーが武蔵野赤十字病院で後期研修を行っています。講演終了後には黒崎先生と懐かしい思い出話に花を咲かせる場面もあり、有意義で温かな交流の時間となりました。
まだまだ明らかになっていないことも非常に多いMASLD(代謝機能異常に関連した脂肪肝疾患)、今後も山梨県内での啓発と診療の質向上を目指し、こうした取り組みを継続してまいります。




