【学会参加報告】第32回肝細胞研究会・第39回肝類洞壁細胞研究会(合同開催)に参加しました
- 山梨大学医学部消化器内科
- 7月30日
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2025年7月25日(金)〜27日(日)にかけて、北海道大学で開催された第32回肝細胞研究会・第39回肝類洞壁細胞研究会(合同開催)に、山梨大学消化器内科から土屋淳紀教授、依田宏貴先生が参加いたしました。


本研究会は、肝臓における細胞機能や病態生理、さらに類洞壁細胞(クッパー細胞や肝星細胞など)の動態に関する最先端の知見が集まる、極めて専門性の高い学会です。全国から多くの研究者・臨床医が集い、活発な議論が行われました。
依田先生がC型肝炎治療後の肝硬変の経過に関する研究を発表
今回当科の依田宏貴先生は、「C型肝炎の治療後に肝硬変が改善する症例と進行する症例の違い」について口演発表を行いました。
発表では、C型肝炎治療後にウイルスが陰性化した後も、肝硬変が改善する方と逆に進行する方がいることに着目し、両者の臨床的・病理的な違いを明らかにすることを目的とした研究成果が紹介されました。
依田先生は、原稿を一切見ることなく、7分間で明瞭かつ論理的に発表しました。
データの提示も非常に的確で、聴講者からも高い評価を得ました。研究内容の重要性に加え、プレゼンテーションスキルの高さも光る、素晴らしい発表となりました。

研究会の合間には北海道の魅力も満喫
学会の合間には、北の大地・北海道ならではの魅力も堪能してきました。札幌の新鮮な海鮮や地元グルメに舌鼓を打ちつつ、リフレッシュする時間も得られました。地域の文化に触れながら、日常の臨床や研究から少し離れて、新たな視点を得る貴重な機会となりました。


今後に向けて
本研究会で得られた最新の知見やディスカッション内容は、今後の研究活動や診療に必ず生かされていくものと確信しています。今後も山梨大学消化器内科では、肝疾患に関する基礎・臨床研究の両面から、患者さんの未来につながる医療を目指してまいります。